Webスケールの世界が到来しています。 オンデマンド・コンテンツ、帯域を大量に消費するモバイル・アプリ、高精細度のビデオ・ストリーミング、新しいクラウド・ベースのITアプリケーションは予測不可能なトラフィック・パターンを大量に生み出しています。 ネットワーク容量は毎年25~50%の割合で増加しているため、10Gb/sで稼働しているシステムでは、このような急速な拡張に対応できません。

コヒーレント光技術は、ネットワーク・プロバイダーが直面している容量の問題を解決します。 デジタル信号の1と0を使用し、つまりファイバー内で光の瞬間的なオンとオフを繰り返し、洗練されたテクノロジーを利用して光の振幅と位相を変調し、2つの偏波のそれぞれにわたって信号を送信します。 これにより、光ファイバー・ケーブルを通じて、従来よりはるかに多くの情報を光の速さで送ることができます。

コヒーレント光技術は、従来と同じファイバー上でこれまでよりはるかに多い情報の伝送を可能にするパフォーマンスと柔軟性を提供します。

コヒーレント光技術は、業界において100G以上の伝送速度を達成する推進基盤となり、1つのファイバー・ペアでテラビット単位の情報の送信を可能にします。 デジタル信号プロセッサーが波長分散と偏光モード分散(CDおよびPMD)を電子的に補償することで、旧来と最新の両方のファイバーで堅牢なパフォーマンスが実現され、光回線の分散傾斜補償モジュールが不要になります。 コヒーレント光技術ではさまざまなボーレートや変調方式がサポートされるため、ネットワークの柔軟性とプログラマビリティが大幅に高まります。 その結果、回線レートの柔軟性が向上し、1つのキャリア信号で100G~400G以上の拡張性がもたらされ、データ・スループットの増加とビットあたりコストの削減が実現します。

先進のコヒーレント光技術には、以下のような特長があります。

  • 高利得FEC(軟判定前方誤り訂正) - 信号の到達距離を伸ばしながら、必要な再生中継器ポイントの数を削減します。 より多くのマージンが生まれるため、より高いビットレートの信号をより長距離にわたって伝送できます。 その結果、光回線が簡素化されて機器やコストが削減され、当然ながら帯域も大幅に拡大します。 

  • スペクトル整形 - カスケードROADM(再構成可能な光挿入分岐多重化装置)全体で容量の大幅な増加をもたらし、スーパーチャネルのスペクトル効率を高めます。 スペクトル整形は、キャリア信号の波長間隔を狭めてより密にして容量を最大化できるので、フレキシブルグリッド・システムにおいて極めて重要です。 

  • プログラマビリティ - 幅広いネットワークやアプリケーションに合わせてテクノロジーをカスタマイズできます。同じカードで複数の変調方式と異なるボーレートをサポートしているため、事業者はさまざまな回線レートから最適なものを選択できます。 完全にプログラマブルなコヒーレント・トランシーバーは、細かい粒度で容量を段階的に調整して、幅広いチューナビリティのオプションを提供します。そのため、ネットワーク事業者は利用可能なすべての容量を活用できるようになり、余ったマージンを収益性の高いサービスに変換できます。 

  • 分散の大幅な軽減 - より高いビットレートでより優れたオプティカル・パフォーマンスを提供します。 コヒーレント・プロセッサーは、信号がファイバーを経由して送信されたあと、CDおよびPMD補償などの方法で分散効果に対処する必要があります。 コヒーレント光技術の高度なデジタル信号プロセッサーでは、このような効果が軽減されるため、分散マップの計画、PMDの予算の確保といった悩みの種が解消されます。 また、偏波依存損失(PDL)への耐性が向上します。コヒーレント・プロセッサーは、偏波状態(SOP)を速やかに追跡して、オプティカル・パフォーマンスに影響を与えるサイクル・スリップが原因のビットエラーを回避します。 その結果、事業者はキャリアあたり最高400Gの回線レートを今までより長い距離に導入できるようになり、これまで10Gに対応できなかった旧来のファイバーでも高ビットレートの信号を導入できます。  

Cienaは2008年にいち早くコヒーレント光技術を開発し、コヒーレント・テクノロジー・プラットフォームのWaveLogicファミリーを通じて技術的な限界に挑戦し続けています。 現在、数百のネットワークの基盤となっているWaveLogic 3ソリューションは、標準の50GHz間隔に収まる150Gおよび200Gの波長を介してファイバー容量を拡大し、回線容量とスペクトル効率を実質的に最大2倍まで高めることができます。 最近発表されたWaveLogic Aiは、今までにないレベルの自動化とインテリジェンスを提供します。事業者はリアルタイム・リンク・モニタリングにアクセスして、100Gから400Gまでの容量を50Gの粒度で柔軟に調整できます。 また、WaveLogic Aiは旧バージョンのクラス最高のパフォーマンスを基に開発され、400Gの単一キャリアで2倍のチャネルあたり容量、同等の容量で3倍の伝送距離、4倍のサービス密度のすべてを半分の消費電力で実現します。

ネットワーク・プロバイダーにとって、広帯域のWebスケール・アプリケーションは課題でもあり、ビジネス・チャンスでもあります。 Cienaが提供しているようなコヒーレント光技術に対応したソリューションにより、新しいレベルの自動化、インテリジェンス、スケーリングが実現され、プロバイダーは新しいWebスケールの世界でビジネス目標を達成して、それを超えることができます。