コンサルティング会社のマッキンゼー は、「舟中規約から日本企業が学ぶESGへの道筋」(原題:Charting a path from the shuchu kiyaku to ESG for Japanese companies)の中で、日本企業は全体的な業績では北米や欧州の企業に遅れをとっているとはいえ、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを通じて、大きな価値を生み出す可能性があると述べています。

高速で信頼性の高い通信ネットワークを構築すると同時に、より効率的で電力消費が少なく、持続性が高く、メンテナンスも少なくてすむネットワークを構築することが求められています。

ネットワークトラフィックが爆発的に増大するなかで、Cienaは技術的なイノベーションを通じて、サービスプロバイダー様が電力、スペース、コストなどのリソースを削減しながら長期的に大きな成果が得られるようにし、環境保護に大きく貢献しています。コヒーレントモデム技術は、10年以上にわたって高速の光ネットワークを刷新し、パフォーマンスのレベルを上げながら、持続性に関する画期的な実績を重ねてきました。

Cienaのエネルギー効率に優れた製品によって、ネットワーク事業者のCO2排出量はすでに300万トン以上削減されています。これは、35億ポンドの石炭を燃焼した場合のCO2排出量に等しく、また400万エーカーの森林が1年間に吸収するCO2の量に匹敵します。

2020年には、業界初の単波長800Gソリューションである次世代型WaveLogic 5 Extremeコヒーレント光モデムをリリースしました。これは直近の競合製品よりも容量が50%多く、旧世代のWaveLogicと比べてスペースと消費電力が50%少ない製品です。

サステナビリティの向上を念頭に環境フットプリントが最適化されたCienaのWaveLogic 5 Nanoプラガブル光モジュールは、スペース、電力、運用面での厳しい要件に対応する製品であり、データセンターの相互接続にも適しています。

Cienaは事業運営の面でも環境上の影響に配慮しています。Tree-Nationの協力の下で、当社は拠点のエネルギー消費と出張による環境上の影響を軽減し、2019年には事業全体の排出量を43%削減することに成功しました。また部門横断的なEnvironmental Steering Committeeを設立し、排出量削減と環境への影響度軽減に関する具体的な目標を設定することで、サステナビリティ思考を全社に徹底しています。

CienaのCEO、Gary Smithは、「当社は持続性に優れたデジタルの未来を実現すべく、接続性の向上を通じて、世界中の人々の生活と体験を改善することに取り組んでいます」と述べています。Cienaは2024年までにカーボンニュートラルな企業になることを目標にしています。また科学的な根拠を持ったサステナビリティ目標に従い、事業全体の環境上の影響を抑制して、地球の気温上昇を産業革命前と比較して1.5°C未満に維持する目標に貢献していきます。

さらに地域的な取り組みとして、Ciena Japanチームは全社的なイニシアチブに積極的に貢献しています。CSR活動を通じて環境問題に対する認知を高めつつ、地域コミュニティに還元する取り組みを進めています。

私は志を同じくする同僚やお客様と連携できることに喜びを感じています。Cienaはこれからもイノベーションを進め、アーキテクチャの効率向上を図り、環境に配慮した持続的な世界を実現するネットワークを構築していきます。

シエナのサステナビリティへの取り組み