メリーランド州ハノーバー– 2023年2月21日Ciena(NYSE:CIEN)は、業界をリードするWaveLogic技術の最新世代を発表し、コヒーレント光伝送技術における業界初となる成果を再び達成しました。CienaのWaveLogic 6は、次世代ルーティング・データ・パスおよび関連するホールセール・サービスに不可欠な大容量トランスポート向けに最適化されており、メトロROADMの展開において、単一キャリア波長あたり最大1.6Tb/s、最長リンクで800Gb/s、そして1,000kmの距離にわたりエネルギー効率が高い800Gプラガブル・モジュールをサポートします。増大し続ける帯域需要への対応と消費電力の削減という2つの課題にサービス・プロバイダーが直面している中、 WaveLogic 6は、ネットワークとビジネスの現在および将来のニーズに対応するために必要な機能と移行パスをサポートします。 第6世代のWaveLogicが達成した業界初の高パフォーマンスは、Cienaが持つ独自のコヒーレントDSPの専門技術と広帯域光デバイス技術によって実現されており、最先端3nmシリコン技術を活かすことによって光伝送のイノベーションにおいても新しい標準を打ち立てています。

概要:

  • Cienaのパフォーマンス最適化ソリューションWaveLogic 6 Extreme (WL6e)は、新しいコヒーレントDSPのイノベーションを統合し、ファイバー上で最大容量を提供します。メトロROADMネットワークでは単一キャリア波長あたり1.6Tb/sの、超長距離リンク上では800Gb/sをサポートし、従来世代に比べてスペクトル効率が15%向上しています。WL6eは、現在業界をリードするCienaの800G技術と比べて、スペースとビットあたりの消費電力が50%削減されるなど、経済面においても大きなメリットを提供します。コヒーレント光伝送ソリューションで200GBaudを初めて可能とするWL6eは、ネットワーク全体で最大800Gb/sの接続をサポートします。
  • Cienaのフットプリント最適化ソリューションであるWaveLogic 6 Nano(WL6n)は、400Gから800Gのコヒーレント・プラガブル・モジュールを強化し、相互運用可能な800ZR DCIアプリケーションに加え、400Gの長距離アプリケーションと800Gのメトロ/リージョナル・アプリケーションにおいて、コスト、消費電力、スペースの効率性を高めます。また、WL6nは、Ciena独自の革新的なエンジニアリング技術によって目的に特化した800LR設計も実現しており、データセンター・キャンパス内でのコヒーレント技術の利用を初めて可能にしました。
  • Cienaには、サービス・プロバイダーが消費電力、スペース、コストを抑えてより大きな成果を得られるようにサポートしてきた技術革新の長い歴史があります。WaveLogicは2008年に登場して以来、ファイバー容量を20倍に増やし、ワットあたり、Gbpsあたりの消費電力を85%削減しています。
  • CienaのWaveLogic 6は、2024年前半に提供開始されます。WL6は、Cienaのオプティカル、ルーティング、スイッチングの広範なプラットフォームによってサポートされます。また、サードパーティ・ソリューションでも利用可能になります。

業界のコメント:

  • “「CienaのWaveLogic 5技術により、Bellは400GEサービスを幅広い顧客に提供し、膨大な量のデータをクラウドに移動できるようになりました。Bellの全国ネットワークは、WaveLogic 6への対応準備ができており、効率的な800Gb/s接続によるサービス提供の効率化を心待ちにしています。」
  • -  Bellカナダ、運用サービスおよびコア・ネットワーク担当副社長、ニコラス・パヤント(Nicholas Payant)氏

  • 「10年以上前に最初のデータセンター施設の設計をオレゴンで開始して以来、ネットワークの効率性は当社のDNAの大きな比重を占めています。当社はOFC 2021の会場で、2024年/2025年までに第6世代のトランスポンダーでビットあたりの消費電力を50%削減し、チャネルあたりの帯域を2倍に増やすという高い目標をサプライヤーに要求しました。このような進歩は、将来のネットワーク拡張をサポートするために極めて重要です。今日のCienaの発表によれば、WaveLogic 6によってこれらの目標を達成できるでしょう。」
  • -  Meta社、エンジニアリング担当副社長、ガヤ・ナガラジャン(Gaya Nagarajan)氏

  • 「Cienaのイノベーションの歴史と、当社のビジネス・ニーズを的確に理解する能力は、当社の成功に大いに貢献しています。WaveLogic 6はさらに高いレベルを目指しており、信頼性が最も高く、エネルギー効率に優れた、可能な限り最速の接続を提供することで、当社がネットワーク変革の計画や気候変動の目標を実行に移すための有効な手段となるでしょう。WL6eのパフォーマンス・シミュレーションでは、当社のネットワークで12,000kmのリンク上で1Tb/sの波長伝送が実証されており、当社はすでにネットワーク業界で世界初となるもう1つの発表を行うのを楽しみにしています。」
  • -  Southern Cross社、社長兼CEO、ローリー・ミラー(Laurie Miller)氏

  • 「Cienaは、単一キャリア波長で1.6Tbpsを初めて伝送可能とするWaveLogic 6により、最先端技術と広帯域光デバイス技術を使用した高性能コヒーレント・ソリューションの提供において一歩先んじた存在となります。ネットワークの帯域需要が年30%の割合で増え続けている現状で、事業者が持続可能な方法によってネットワークを拡張できるようになるには、1.6Tbps波長が極めて重要な技術になると当社は考えています。したがって、第6世代のコヒーレントDSPを用いて構築したDWDMシステムの容量は今後5年以内に50%以上拡大すると予想しています。」
  • -  Dell’Oro Group社、副社長、ジミー・ユウ(Jimmy Yu)氏

Cienaのコメント:

  • 「この数年で、ネットワークに対する期待は確実に変化しています。デジタル・ライフスタイルを推進するために接続性の向上が重要であることが明らかになっています。それと同時に、私たちは環境保全を促進するためにより多くの成果を達成する必要があります。コヒーレント光伝送技術のパイオニアとして、また、40G、100G、400G、および800Gを初めて市場に投入した企業として、Cienaは光伝送の標準を設定し続け、イノベーションの限界に調整しています。そのために、ビットあたりのコストを大幅に削減し、ネットワーク性能を向上させ、エネルギー効率を高めるソリューションを生み出しています。」
  • -  Cienaグローバル製品およびサービス担当上級副社長、スコット・マクフィーリー(Scott McFeely)

WaveLogic 6のリソース:

Cienaについて
Ciena(NYSE: CIEN)は、ネットワーキング用のシステム/サービス/ソフトウェアのグローバルリーダー企業です。業界で最も適応性の高いネットワークを構築し、お客様が増え続けるデジタル需要を予測して対応できるようにします。Cienaは30年以上にわたり、常にイノベーションを追求し、人間性を融合させてきました。お客様、パートナー、コミュニティとの協調的な関係に最も高い優先順位を置いており、柔軟性、オープン性、持続可能性を備え、現在と将来にわたってすべてのユーザーにより良いサービスを提供できるネットワークを構築しています。シエナの最新ニュースについては、LinkedInTwitterCiena  Insights blogwww.ciena.comをご覧ください。日本におけるシエナの事業の詳細については、https://www.cienacorp.jp/をご覧ください。

投資家向け情報のご案内
当社ウェブサイトの投資家セクションでは、プレスリリース、SEC提出書類、最新ニュース、財務成績、その他の発表を定期的に掲載しています。随時、重要情報を本ウェブサイトや当社使用のその他の開示チャンネルに掲載します。本プレスリリースは一定の将来見通しに関する記述を含んでおり、これらの記述は当社の現在の期待、予測、情報、仮定に基づいています。これらの記述は、リスクと不確実性を内包するものです。実際の結果ないし成果は、SECに提出した直近の年次/四半期報告書で詳述されたものを含むリスクと不確実性により、これらの記述で指摘ないし暗示された内容とは大きく異なる場合があります。将来の見通しに関する記述としては、Cienaの期待、信条、意図、戦略に関する記述があり、「信じられる」、「あり得る」、「推定される」、「期待される」、「意図する」、「可能性がある」、「はずである」、「予定される」、「なると思われる」などの語句で特定できます。シエナは、新たな情報、将来の出来事、その他の結果に関係なく、本プレスリリースに含まれる情報を更新する義務を負いません。