ネットワーク試験により、ハイパースケーラーおよびエンタープライズに対してAIや次世代アプリケーションに必要となる帯域幅の俊敏性とコスト効率の実現に道を開いた

Lumen Technologies(NYSE:LUMN)とCiena(NYSE:CIEN)によるLumenのULL(Ultra-Low-Loss)ファイバー・ネットワーク上での1.2テラビット波長サービスの伝送試験が成功し、再生なしの1.2テラビット信号で世界最長となる3,050km(1,800マイル超)の伝送を達成しました。

LumenとCienaは、800Gインターフェイスを使用してこの波長サービスのテストと検証を正常に完了し、1.2Tbpsシングル・キャリア・チャネルで波長、イーサネット、IPの各サービスをサポートできることを確認しました。デンバーとダラスを結ぶ運用中のネットワークで実施された本試験では、Cienaの最新技術WaveLogic 6 Extreme(WL6e)を搭載したWaveserverプラットフォームを6500光通信システム上で実行しました。

「1.2Tbpsがもたらす価値は、超高速性と長距離伝送にとどまらず、デジタル・トランスフォーメーションの新潮流を創り出すことにもあります。Lumenは、AIとクラウドのワークロードの爆発的な成長に対応可能な次世代ネットワークの構築において最前線に立っています」と、LumenのCTPO(最高技術&製品責任者)であるデーヴ・ウォード(Dave Ward)氏は述べています。「CienaのWaveLogic 6技術を活用した容量拡大に投資したことで、当社のハイパースケール・クラウド・パートナーとエンタープライズは、AIアプリケーションとクラウド・アプリケーションのスケーリングに必要な超大容量接続を利用できるようになります。現在提供している400G接続速度だけでなく、1.2テラビットへのシームレスなアップグレード・パスも確保したことで、LumenはAIのための信頼できるネットワークとしての地位を獲得しています」

本試験では、1.2 Tbpsの超長距離都市間ネットワークでの卓越したパフォーマンスに加え、CienaのWaveserverプラットフォームとJuniper PTX10002-36QDDパケット・トランスポート・ルーターの800Gbpsでのシームレスな相互接続性も実証されました。LumenはJuniper PTXシリーズ・ルーター の性能、柔軟性、拡張性を活かし、レイテンシーを最小化してパケット損失をゼロに抑えながら、すべてのテストでイーサネット・サービスとIPサービスの構築を実現しました。

この成果が重要である理由

AI、クラウド、セキュリティーの需要により、データ伝送速度の新たな限界への挑戦が始まっています。波長サービスの速度が一気に1.2Tbpsに向上することで、ハイパースケーラーとエンタープライズは、拡張性とネットワーク効率を高めながら、次世代AIやクラウド、そしてデータ集約型アプリケーションを最大限に活用できます。

「Microsoftでは、AIワークロード、クラウド・アプリケーション、リアルタイム分析の拡大に伴い、超高速・低遅延の接続のニーズが急増しています」と同社は述べています。「LumenとCienaの波長試験の成功は、これらの需要の拡大に対応できる先進的なアプローチを示しています。このソリューションはより効率的にデータを長距離伝送できるので、クラウド・パフォーマンスの最適化、カスタマー・エクスペリエンスの向上に加え、AIのトレーニングとモデルの推論を当社のグローバル・インフラ全体で迅速に拡張するのに役立ちます」

CienaのWL6eは、最先端の3nmシリコンを使用する業界初の広帯域コヒーレント・トランシーバーであり、波長あたり最大1.6Tbpsの容量を伝送できます。

「当社は高速光伝送技術革新の先駆者として、お客様がネットワークのパフォーマンスと効率性において新たな基準を確立できるようサポートすることに献身的に取り組んでいます」と、Cienaのグローバル製品&サプライチェーン担当上級副社長のブロディー・ゲイジ(Brodie Gage)は語っています。「Lumenと実施したこの業界初の試験は、AI時代に向けたネットワークの準備において極めて重要なステップとなります。しかし、Lumenのネットワークの進化はここで止まったわけではありません。現在だけでなく将来の帯域需要にも対応するには、最新のネットワーク技術に継続的に投資することが極めて重要です」

最大1.2Tbpsの高速波長接続が意味するのは、遅延の減少、容量の拡大、柔軟性の向上です。これらは、様々な業界において最大量のデータ処理が必要とされている次のようなアプリケーションの処理には欠かせないものとなっています。

  • AIと機械学習
  • ハイパースケール・クラウドとデータセンター間接続
  • 金融取引と市場データ伝送
  • サイバーセキュリティとAIベースの脅威インテリジェンス
  • メディアとストリーミング

Lumenの400G対応ネットワークは既に78,000マイル以上に及んでいますが、同社は北米最大のULL(Ultra-Low Loss)ファイバー・ネットワークを強化するために、次世代ファイバーへの投資を続けています。

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Lumenについて
Lumenは世界のデジタル能力を最大限に引き出しています。人、データ、アプリケーションをつなげることで、迅速、安全、スムーズなビジネス成長を促します。Lumenは、AI向けの信頼できるネットワークとして、当社ネットワークの規模を活かして、お客様企業がAIの可能性を最大限に引き出せるようお手伝いします。メトロ接続や長距離データ伝送から、当社のエッジクラウド、セキュリティー、マネージド・サービス、デジタル・プラットフォーム機能まで、当社はお客様の現在のニーズだけでなく、将来に向けた構築ニーズにも対応します。最新ニュースとインサイトについては、news.lumen.com、LinkedIn:/lumentechnologies、X:@lumentechco、Facebook:/lumentechnologies、Instagram:@lumentechnologies、YouTube:/lumentechnologiesをご覧ください。

Cienaについて
Ciena(NYSE: CIEN)は、ネットワーキング用のシステム/サービス/ソフトウェアのグローバルリーダー企業です。業界で最も適応性の高いネットワークを構築し、お客様が増え続けるデジタル需要を予測して対応できるようにします。Cienaは30年以上にわたり、常にイノベーションを追求し、人間性を融合させてきました。お客様、パートナー、コミュニティとの協調的な関係に最も高い優先順位を置いており、柔軟性、オープン性、持続可能性を備え、現在と将来にわたってすべてのユーザーにより良いサービスを提供できるネットワークを構築しています。シエナの最新ニュースについては、LinkedInTwitterCiena  Insights blogwww.ciena.comをご覧ください。日本におけるシエナの事業の詳細については、https://www.cienacorp.jp/をご覧ください。

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