日本は、その地理的な条件から、アジアと北米を結ぶ主要な海底ケーブルの相互接続ポイントとなっています。 それに加えて、日本は世界有数の大規模な通信ネットワークを保有しているため、データセンター大国となっていることは不思議ではありません。 Cloudsceneによると、日本には約150のデータセンター、183社のサービス・プロバイダー、4つのネットワーク・ファブリックがあります。

データセンター間を行き交うトラフィック量を示すデータセンター相互接続(DCI)容量は、2020年までにインターネット・トラフィックの成長率のほぼ2倍の速さで増大すると予想されています。 実際、相互接続帯域は2020年までに5,000テラバイトに達すると推定されています。 高度な通信技術の導入において他国の追随を許さない日本は、DCI帯域要件の急激な拡大にいち早く直面する国の1つです。 この市場トレンドの変化により、日本のデータセンター事業者はいくつかの課題に直面することになります。

  • 距離の制限: データセンターでは、情報を送信するサーバーと情報を保存するストレージ装置間で適切な情報フローおよび同期を維持するために、通常は遅延を最小限に抑える必要があります。 接続するデータセンター間の距離が離れている場合、距離とデータセンターを相互接続するネットワーク装置の台数に応じて遅延が増大します。 ファイバーが原因で発生する遅延は最短の経路を選択することで最小限に抑えることができますが、ソフトウェアやネットワーク装置に起因する遅延は、適切な設計手法を用いて遅延を最小化する必要があります。
  • 容量:データセンターでは多くの場合に、数百ギガビットからテラビットまでの非常に多様なサイズのアプリケーション・データセットが送受信されます。データセンター接続に使用されるネットワーク装置は、需要の急増に合わせてスケールアップできる、信頼性の高い大容量接続を提供できる必要があります。
  • 運用:手動によるネットワーク運用は労力と時間がかかり、複雑でエラーが多発します。 頻度の高い作業や繰り返し作業を自動化して、手動による運用を最小限に減らすことが運用上の最優先課題となっています。 2つのデータセンター間の接続を迅速かつ確実にターンアップし、接続管理のための手動による定常的な運用作業をなくす必要があります。
  • コスト:データセンター間のトラフィックの年間平均成長率は30%に達すると予想されていますが、データセンターが将来的に収益性を維持するには、ネットワーク・コストの増大を大幅に抑える必要があります。

これらは、解決が非常に難しい課題です。 しかし、日本のデータセンター事業者は、DCI技術のイノベーションを取り入れることで、これらの課題に先手を打つことができます。

  • デジタル信号処理(DSP)によって距離の制限の課題を解決:   長距離伝送の広帯域接続で弊害となっていた波長分散や偏波モード分散などのファイバーによる性能劣化は、すでに問題ではなくなっています。 デジタル信号処理(DSP)の進歩により、ネットワーク装置事業者が、これらの光ファイバー伝送特性の効果をインテリジェントな方法で自動的に補償するパケット・オプティカル・プラットフォームを市場に投入できるようになり、パフォーマンス速度を犠牲にすることなく、大量のデータフローを異なる種類の光ファイバーで数千キロにわたって伝送できるようになりました。
  • コヒーレント光技術によって容量の制限の課題を解決: ほとんどの長距離で40Gb/s以上のデータ伝送を実現する先駆けとなったのがコヒーレント光技術です。 コヒーレント検波が、現在のDCIの重要な要件である伝送容量を大幅に向上させました。
  • 高パフォーマンスと超高速光電子工学によってネットワークのレイテンシーの課題を解決: 洗練されたハードウェア設計、最適化されたソフトウェア・エンジン、画期的な前方誤り訂正(FEC)、および高パフォーマンスの光電子工学により、ネットワーク装置に関連するレイテンシーが大幅に低減されています。 データ・ミラーリングをはじめとするデータセンター関連のさまざまなアプリケーションの実装を成功させる上で、遅延を最小限に抑えることは重要な課題です。
  • プログラマブルな自動化によって手動による運用の課題を解決: 多様なユーザーとアプリケーションがランダムにリソース・プールにアクセスするため、データセンターのネットワークは常に変化し、トラフィック傾向を予測するのが非常に難しくなっています。 APIと関連アプリケーションによって運用タスクを自動化すれば、カスタム・アプリケーションを作成して、データセンター間の日々の運用に必要なタスクを人手を介さずに処理できるようになります。例えば、帯域の拡張要求を行ったり、2つのエンドポイント間を新規接続したり、既存の接続を変更したりできます。
  • アプリケーションに最適化されたプラットフォームによってコストの増大の課題を解決: 現在の最新のオプティカル・プラットフォームは、DCIアプリケーションに合わせて特定用途向けに綿密に設計されています。 プランニング、発注、インストールが容易であるため、より迅速にデータセンターを相互接続できます。 完全なプログラマビリティにより、データセンター事業者は固有の運用ニーズに合わせてアプリケーションを設計構築できます。 また、コンパクトな設置面積で高速伝送を実現するので、ビット当たりのコストを最小限に抑えながらデータセンターを接続することができます。 コンパクトな設置面積と低消費電力により、運用コストの削減効果をダイレクトに実感できる一方、モジュール性により、CAPEX/OPEXを大幅に上昇させることなく伝送容量を数テラビットまでスケールアップできます。

データセンター相互接続のためCienaのDCIソリューション

市場調査会社のOvumは、CienaをDCI業界におけるネットワークキングのリーダー企業として認めています。 Cienaのリーダーシップは、CienaのDCIテクノロジーの最新ポートフォリオにも明確に示されています。次のような製品があります。

  • Waveserver Ai は、超大容量の相互接続アプリケーションの高密度と消費電力の高まり続ける要件に対応するように設計されています。 Waveserver Aiのモジュール・アーキテクチャーは、ラック・アンド・スタック型のシンプルさと成長に応じて拡張できる柔軟性を提供します。 このアーキテクチャーは、CienaのWaveserver Aiコヒーレント光技術を取り入れているため、メトロから超長距離までの最も厳しい相互接続要件に対応するために必要な拡張性を実現します。 また、業界をリードする他に例のない最大400Gb/sの波長当たりの容量を提供します。
  • Ciena’s 8180 Coherent Networking Platform は、先駆的な容量およびWaveLogicコヒーレント伝送に組み込まれたインテリジェンスを、パケット・スイッチの高密度、オープン性、プログラマビリティと組み合わせています。 8180は、パケット・スイッチ装置とコヒーレント・ネットワーキング・プラットフォームの両方が含まれるエンドツーエンド・ソリューションの一部として、コヒーレント光ネットワークへの高密度のオンランプを提供します。
  • Ciena’s 5170 Service Aggregation Switch は、MEF準拠のサービスをキャリア・クラスのコネクション型インフラストラクチャーでシームレスに提供するために専用に設計されています。 低消費電力およびコンパクトなフォームファクターで、100GbEサービス・デリバリーあるいは10GbEサービス・アグリゲーションを実現します。
  • Ciena’s Blue Planet Manage, Control and Plan (MCP) ソフトウェアを使用すると、Cienaの光ネットワークとパケット・ネットワークの資産全体にわたり、運用のあらゆる面を一貫性、信頼性、迅速性をもって自動化できます。 Blue Planet MCPの拡張性の高い最新アーキテクチャーは、Software-Defined Networking(SDN)のリアルタイム プログラマビリティによってネットワーク運用を刷新し、サービスの俊敏性を高めます。

Interop Tokyo 2018の会場で、データセンター相互接続についてCienaと面談していただけます。

Interop Tokyo 2018では、最新のDCI製品とテクノロジーをご紹介いたします。 Waverserver Ai、Ciena 8180、Ciena 5170などの製品をご覧いただけます。 データセンターおよび大企業向けの高速な相互接続に関するご質問について、専門分野のエキスパートが対応させていただきます。